■【緊急アッピール】

「日本がTPPを止める」米国議員に日本の主張を伝えよう!

  http://notpp.jp/sn.html

お知らせ★第一目標1,000筆達成いたしました。(10May, 2013)

●日本の交渉参加阻止のために、まだできることがあります!
米国議員に自民党の決議文、衆参農林水産委員会決議文の英訳を送り、日本が現
行のTPP交渉を丸のみするつもりはないことを伝えましょう。
その送り状の署名欄に名前を連ねる人を募集します。

現在米国議会は、日本をTPP交渉に参加させるかどうかを議論するとともに、
政府に通商条約を結ぶための権限を与えるかどうかを検討中です。2007年に失効
している大統領貿易促進権限(Trade Promotion Authority)、略してTPAを
米国議会が政府に認めるかどうか、注目が集まっています。TPAを取れない場
合、アメリカはTPP協定締結を諦めなければならないからです。

年内に締結を目指すというTPPですが、ここに至っても、米国の議員たちは、
ごく一部の推進派を除き、TPPについてはあまり意識が高くはなく、ただ日本
がTPPに参加したいがために、ついに農産物を全面的に開放してくれて良かっ
たね、などと考えているようです。

報道ではまるで政府が議会に通告したら、90日後には自動的に日本がTPP協定
交渉に参加が決まるような書き方をしていますが、実際は90日以上かけて議論す
ること、となっていますので、審議に90日以上かかることもあれば、日本の交渉
参加を否決されることもあり得ます。

ですから、日本の主張をしっかり伝え、米国議員に日本がTPP協定交渉に参加
する意味を考えてもらい、ひいては現在USTRが行っている背信行為を認識し、
TPP協定が、一部多国籍企業を除いては米国国民自身にとってもメリットの少
ないものだということを理解してもらうきっかけになることを期待します。

TPPに反対する日本の国会議員の皆さまを後ろから応援することにもつながる
ことでしょう。

賛同してくださる方は、メールまたは下記フォームよりお申し込みください。
上手くフォームで送れない、インターネットができないご家族・ご友人の分も代
理で送りたい、グループでまとめて送りたいという方は、お名前(お住まいの都
道府県)という形でメールにてお申し込みください。
メールのあて先はsignature@notpp.jpです。

一次締め切りは5月15日(第一目標1,000人)とします。
このプロジェクトに関するお問い合わせはinfo@notpp.jpまでメールでお願いし
ます。

2013年5月1日

呼びかけ人:
鈴木 宣弘(東京大学教授)
まつだ よしこ(東京都)
佐久間 広仲(茨城県)
内田 透(北海道)
鈴木 伸和(埼玉県)
湊 洋一(東京都)
隈田原 盛淳(千葉県)

●手紙の内容・日本語訳:

関係者各位
私たちは日本のTPP協定交渉参加を心配する日本のグループです。240人以上
もの自民党国会議員が日本の国益を守れない場合は批准を認めないとしています。
先の衆院選で自民党が掲げた選挙公約には、TPP協定参加の条件として6項目
が挙げられていますが、それらは3年間に及ぶ交渉の結果まとめられてきた現在
ある条文の内容と反するものです。
これらの項目には、米、麦、牛肉、乳製品、砂糖等の農林水産物の重要品目の除
外、食品安全規制、原産地表示規制、さらにはかんぽ・ゆうちょ・共済などの日
本社会に適した金融サービスの維持含まれます。
詳しくは自民党のオフィシャルウェブサイトをご参照ください。

http://www.jimin.jp/english/news/120422.html
http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/120315.html

また、自民党に加えてほとんどの野党も明確にTPP交渉に反対しています。衆
参両院の農林水産委員会から提出された決議文もご参照ください。

もしオバマ政権が安倍政権に対し、日本国民との約束に矛盾する形でのTPP交
渉参加を強要するなら、最終的に日本の批准ができなくなるばかりでなく、反米
感情が起こり、結果として日本人がアメリカ製品を避ける原因となるでしょう。

実際、安倍首相が交渉参加を宣言したことにより、日本国内でTPPに対する関
心が強まり、既にここ数年に渡る国論を二分する議論を経て、安全上の理由によ
り特に牛肉やフルーツなどの米国産食品を避ける兆候が見られます。ご存知のよ
うに日本人はあまり大きな声を上げることはしません。不買運動などもしません
が、相手の国益を尊重しない、信頼できない国のものを単純に買わなくなるだけ
です。

日本のTPP交渉参加を承認する前に、ぜひとも添付した自民党の日本国民に対
する約束の翻訳をお読みになることを強く推奨いたします。

敬具

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