◆今月は、岡田一郎氏から、「日本の地方議会の問題点とは何か」を書評の形で
論じていただきました。

◆中央省庁の8割にあたる行政機関で、あわせて3,000人以上の障害者雇用が水増
しされていた事が公になってから1年をすぎ、共同連事務局長の斎藤 縣三による
機関紙「れざみ」への掲載論文「障害者雇用は前進しているのか」の拡散希望が
あり、掲載させていただきました。

◆以前にも「オルタ」へご執筆いただきました橋本禮治郎氏から岩波書店「環境
と公害」10月号掲載の「リニアプロジェク卜の前途を問う」という論文を転載さ
せていただきました。深い議論が不十分なまま、貴重な日本の山川の自然が破壊
され、国土そのものが大規模実験場のようにすすめられているリニアプロジェク
トが現在どういう状況であるのか、その問題点や今後の進め方等についてこの時
点であらためて冷静な中間評価の実施が期待されます。
橋本氏から過去にご投稿いただいた記事はこちら。https://bit.ly/2XpNOfa

◆先月号で岩手県大槌町の東日本大震災の復興の状況のルポをいただいた羽原氏
から、同町でのこの秋の台風被災の状況をご報告いただきました。

◆ローマ法王が38年ぶりに今週末に来日し長崎を訪問します。先月号の「 宗教・
民族から見た同時代世界」では、荒木氏がフランシスコ法王の人柄、思想、行動
の一端を、日本への関心と併せて、解説いただいています。
http://www.alter-magazine.jp/index.php?go=ZU3WpP

◆10月末に、首里城が炎に包まれた映像は、見るのもつらいものでした。現地で
身近に接しられてきた方たちの衝撃と悲しみは いかばかりかと案じるばかりで
す。沖縄の地鳴りでは、平良氏から「首里城炎上」についてお寄せいただきまし
た。首里城火災に対する支援金受付方法も、下記サイトに詳細が掲載されており
ます。
https://www.city.naha.okinawa.jp/safety/sinsai/shurijousienkin.html

◆先月に続き、「未知との出会い 久保孝雄さんの青春『詩歌日記で綴る人生の
四季』」では、筆者仲井富が、久保孝雄氏の『詩歌日記で綴る人生の四季』と、
ご自身の青春時代とをシンクロさせながら、読み解いていただいています。

◆オルタチャンネルの仏教に親しむシリーズ仏教に親しむシリーズ 日本仏教の
展開⑩阿弥陀仏の本願を信じて~浄土宗と浄土真宗~荒木重雄(元桜美林大学教
授)を下記にアップいたしました。https://youtu.be/jxeO7KYUCzo

◆「ガムナッツベービ―の仲間たち」を連載いただいている高沢英子さんより、
今月号から旧知の友人である吉川さんと交代で連載していきたいとご連絡いただ
きました。下記にご紹介いたします。

「ガムナッツベービ―の仲間たち」新しい共訳者の御紹介 高沢英子 

 オーストラリアの絵本作者メイ・ギブスが、半世紀も前に、かの国の代表的な
樹木ユーカリの実をかわいい子供に見立てて主人公にし、広大なブッシュの森の
探検物語を描いたた絵物語の魅力を、少しでも伝えたいと、手探りで始めた抄訳
の試みも、いつのまにか7回を超えました。
 今回から、筆者の古くからの友人の吉川佐知子さんにもお願いして、抄訳を交
替で引き受けていただくことになりました。英語に堪能で、すぐれた詩的感覚を
もつ吉川さんの温かみのある文を楽しんで頂けると期待しています。どうぞよろ
しくお願い申し上げます。
 このほど伝えられるニュースによると、今、シドニーでは山火事で大変な災害
が引き起こされているようです。筆者が滞在していた1900年代の終わりころ
も、このニューサウスウエールズ州では大きな山火事があり、カンガルーたちや、
コアラの大量死が伝えられ、鎮火のあと、シドニー市では、応援してくれた他都
市の消防士たちをねぎらう意味もふくめ、盛大なお祝いパレードをしたのを思い
出しました。
 しかし、今回の山火事はもっと災害度が大きいようで、心が痛みます。ユーカ
リには本来可燃性のガスを出して種子を残し、土地を肥やすという性格が備わっ
ているという説もあり、大陸独特の自然現象として受け入れるしかないのかもし
れません。 
 イギリスからの移民で作り上げられたオーストラリアの国家としての歴史はそ
う古いものではありません。しかしそこには氷河期の昔から住みついていたとさ
れる先住民族アボリジナルが、自然との共存の中ではぐくんだ独自の信仰とそれ
に基づく豊かな文化がありました。不幸にも移民勢力に追い詰められた先住民族
の運命は惨めなものでしたが、語り伝えてきたかれらの叡智に充ちた伝説のかず
かずは、さいわい心ある人たちの手で発掘され、書き留められてオーストラリア
ンドリームとして今も残されユニークな輝きを放っています。絵本もそれらへの
配慮も垣間見られますし、これらの興味深い物語の数々を出来ればひもといて、
そこに秘められた深い意味を探ってみる楽しみも、いづれできればと思います。
一日も早い鎮火を願いつつご挨拶まで。

◆NPO高木仁三郎市民科学基金からの案内で、不要になった書籍やCDなどを
「古本チャリティ募金」として活用できることを知りました。大事な書籍をどう
しようかとお悩みの方に、古書を通じて寄付も可能だということをお知らせいた
します。詳しくは下記よりご確認ください。
https://hondana.biz/charity-apply/

様々な団体を寄付先として選ぶことが可能です。
https://hondana.biz/sell/charity.html

◆今月も様々な方面からのご投稿をありがとうございました。朝晩はかなり冷え
るようになってまいりました。年末に向けてお体をお大事にお過ごしください。
(M.K)

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