オルタ116号の感想

オルタ1116号の感想 

武田 尚子

116号,たいはんを読ませていただきましたが、4週間前に手首をくじき.2 日前から左手でなんとか数行のメールだけ書けるようになりました。一進一退で、きのうからようやくセラピーに入りましたが6週間続くようなので.ちゃんと したお便りを書けないので、ともかく短信をします。

安倍・麻生政権の恥知らずな歴史認識。電力自由化の落とし穴を追求もしないで飛びつこうとする企業群、初岡氏、羽原氏、荒木氏の論考ほかそれぞれ興味深く読み ました.荒木氏の主張に対しては、最近でヴィドブルック氏のすぐれたエジプト分析があり、これをぜひご紹介したいのですが、今は手が不自由で書けません.

オルタが,皆さんのご努力で、ますます充実したものになりつつあることを心からお喜びいたします。リヒテルズさんのオランダ通信は、日本人の精神の枠組みを 反省させてすばらしいと思いました。執筆陣が一号ごとに厚みを増して、オルタ論考の優れたものは、文化人類学の一冊として必ず残るだろうと思わせます。

私はいつしか西村先生の愛読者になりましたが、今回の懐旧談はいつもながら諧謔とペーソスをない交ぜての巧みな話術で感心いたしました。高沢さんも力を入れてお書きになりましたね。日本人の基本的人権と民主主義につぃての曖昧さをどう変えてゆくかの問題は、そのままリヒテルズサんが示して下さったオランダの博物館を通しての国民教育に解答の一端があるようです。

津田の同窓会での学長のお話にアメリカの公立高校を訪ねられたとき、“憲法“の授業に多数の生徒が大きな興味を持っていることを述べられて感心いたしました。民主主義はアメリカでもヨー ロッパでも学ばれなければならないことで、人間性の自然に任せておけることではないのですね。私は戦前の『修身』、戦後の『道徳教育』は先ず基本的人権とは何か。そして民主主義とは何かを教える『憲法』教育に変わるべきだと思います.

オランダの彼女が日本のことを書いて下されば、私はアメリカを中心に欧米の事情を書くつもりなのですが、ともかく手が働いてくれることを祈るばかりです.昨日はじめて、車を運転しましたが、もう少し自重した方がよいようでした。ここまで書くのに、2時間もかかるので終わりますが次号を楽しみにしています。
(アメリカ・ニュージャージー州在住)


最新号トップ掲載号トップページのトップバックナンバー執筆者一覧