オルタ126号を読んで

【オルタのこだま】

オルタ126号を読んで

豊間根 龍児


◎安倍政権・手法への不安と疑問: 安倍政権の危うさ、おっしゃる通り。首相選びの時には、もう少し自民党内に良識派が居たように思ったが・・。集団的自衛権では公明党も陥落しちゃった。マスコミの出足遅かった。急いだ安倍の作戦勝ち。議会での歯止めに期待したい。国家主導型にしようとする教育改革も問題だが、今の教育委員会もだらしがない。もっとしっかり指導して欲しい。安全保障問題、もし戦争になれば狭い国土の日本などひとたまりもないと思う。だから、あくまで平和主義で行くよりないでしょう。雇用問題については、中小企業の緩やかな組織化で力を付けていけたらいいと思う。安倍政権はともかく経済面の進展期待で引っ張っている。これが崩れたらタガが外れたように崩壊しよう。先行き心配。

◎「歴史認識」と「洗脳教育」: このようなお考えをお持ちになる方が居られることは大変心強い。歴史認識では、相互にどうしても合わないところが出てくるかと思う。でも、それで争っていては進まない。相手の気持ちを推し量り、刺激するようなことは避けて行くべきだと思う。教育もこの線で進めてほしい。どうも安倍政権はその点、配慮が足りない。アメリカの差し金かと思うが、それをも超えている気がする。

◎外国人労働者: 「外国人労働者を労働者として受け入れろ」という。市民は、労働者不足は知っているが、外国人となると、どうもマイナス面ばかり気になる。そんなことはないというならもっとマスコミに流したらどうだろう。ご本人の「実績を知りたければ1993年の新聞記事を見ろ」という程度の報道では市民には分からない。幸い今回、法務委員会で陳述されたそうで喜ばしい。不勉強でこのことが、どの程度報道されたか知らないが、人手不足解決策として、是非、この機会に実情を市民に訴えてほしい。

◎無人攻撃機: 無人攻撃機の利用拡散制限が出来るものだろうか。原爆のような大掛かりなものでも、拡散が止まらない状態なのに。誘導システムを技術的に妨害することが出来れば、あるいは可能かもしれない。おっしゃるように集団的自衛権はどうなるのでしょう。技術の進歩が果てしないこの世の中に。

◎インド新政権: 国内紛争で数万人の死傷者やら、3千人の犠牲者という、あふれるような人口抱えているとしても、これを結集の好機と考えるとは、いや恐ろしい! 宗教とは何だろうか。

◎教師の立場: 自分の子供の入学式を優先したという。私もシーラカンス化しているから、トンデモナイ教師と思う。県議の「怒り心頭。権利ばかり言う教師はいらない。」という発信から始まったというが教師ばかりではない。少子化の影響からか、最近は子どもをペットと同じに見ているように思う。全く、自立心の育成などということを考えていない。動物の育児を見ろ。ある程度成長すればみんな子どもを突き放しているではないか。

◎映画「藁の楯」: 映画「藁の楯」を知らないから何とも言えない。アクション映画だと言っているけれど、監督は個人と組織の葛藤を描こうと思っていたということはないでしょうか。また、ロシアの映画祭では久しぶりに賞を貰っているので、カンヌ映画祭にこれを出品したことが、そもそも間違いであったとか。

◎学びほぐす: 医者の卵を山村に呼び、教え、また、アジアに返すという。まことにいいことをしているなあと思いました。その成り立つ考え方についてはちょっと読んだだけでは理解できませんでした。相当奥が深そうです。ごめんなさい。

◎中国人の誤解 日本人の誤解: 随所に「教育の影響もあるかもしれない」と書かれているが、私もそのように思う。それが指導者にとっては安易な道のように思う。将来に大きな悪影響を残すので改めて欲しいと切に思う。

◎ボリビア映画: 日本でこのような映画を見る機会があったとは知らなかった。数々の国際賞を受けたとはすばらしい。国際的にも認められ、先住民族の解放に資したのでしょう。見てみたい気もするが、年寄りには重くて耐えられない気がする。

◎「やむをえぬ殺害」: 戦争を「自分には関係ない」と思う若者が増えて危険という。言っていることは分かるが、それを徴兵制で凌ごうというのは極端すぎる。「戦争とはどういうものか。」という教育でも十分目的は達せられよう。カズオ・イシグロの本を副読本に使ってもいい。

◎大飯原発: 危険なものは置かない。当然のことと思う。いくら施設が安全といったって、使用済み核燃料の捨て場がないのでは話にならない。幸い、経済的には問題あるとしても、電力供給上では乗り切れている。国民は更なる節電にも応じられると思う。原発に掛ける金をクリーンエネルギーに回せば、徐々にではあるが置き換えが可能になろう。

◎TPP: 初めからTPP交渉が秘密というのが不思議でならなかった。アメリカの圧力かと思っていた。アメリカの議会も知らされてなかったとは。他の国もそうなのか。軍事作戦みたい。これじゃ決着したって全面有利ならまだしも、スムーズに行くわけがないでしょう。

◎ジェンダー: なじみの人の名前がぼつぼつ出てきた。朝ドラとも関連があるようだ。一頃はすごい盛り上がりを見せたのだなあ。それが国家体制固めの中で埋没してゆく。そして戦争突入、いやな時代だ。

◎フランスだより: フランス政治の混迷、先が長そうですね。日本と似ていると言われるが、民主党政権の時に似ているように思う。今の安倍政権は数を頼んでかなり強引です。若者の態度は似ているかもしれませんけれどね。

◎ミャンマー通信: 日本と同じ憲法改正問題、対比して読ませてもらいました。軍が相手じゃ、スーチー氏も大変だなあ。

◎中国が世界を: この本のようであればいいと思う。一党独裁の体制に危惧を感じる。

◎マスコミ昨日今日: 「中国空軍機と自衛隊機」というタイトルを問題にしている。なるほど、何の気なしに読んでいた。このタイトルは政府発表なのだろうか。むやみに変えられないのであろうか。日本機が逃げたなら異常接近にはならないというが、図に乗って更に押し込んでくるのではなかろうか。気球でも揚げておいたらどうだろうか。
◎〈美味しんぼ〉見ていないから何とも言えない。が、かなりの調査の裏付けがあるようなので、そのあたりも表現すればよかったかと思う。当然、「風評被害」にも配慮するべきでしょう。でも「風評被害」の一言で抑え込むのも問題。国民の理性に訴えたい。
◎新聞社の科学部が、どのような体制を組んでいるか知らないが、STAP細胞が発表された当初、疑義をはさむのは困難のように思う。謝罪はあってしかるべきと思うが、袴田事件のように気づいてよさそうなのに気付けなかった場合よりは罪は軽いと思う。
◎サッカー報道には言われるように参った。一般ニュースを見るのにチャンネル切り替えが忙しかった。

◎私にもっともしっくりきた川柳:  もしかして「非武装中立」今でしょ

 (筆者は稲城市在住・元団体職員)


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