オルタ127号を読んで

【オルタのこだま】

オルタ127号を読んで

豊間根 龍児


◎滋賀と沖縄知事選: 投票結果の細かい分析に驚きました。滋賀県特定の問題でなく全国的な問題で争ったのだから、この結果は重い。当然、沖縄選挙にも影響しよう。自民・公明、どう出るか、住民の声をよく聞けと言いたい。

◎日朝交渉の今後: 短くて簡明、感謝する。それだけに疑問は残る。小泉首相の談話を見ても、お題目に終わっているように見える。安倍首相が引き続き唱えても実現には結びつかない気がする。「すべてを取り戻す」方が具体的だ。「国交正常化を目指す」それは当然望ましい。でも、拉致被害者家族の高齢化で解決急がれているのでしょう。が、「すべて」が、あいまいだと言われる。でも、調査方法最大限詰めて結果を待つ、というのが精いっぱいと言われれば、その結果を待つしかないでしょう。それでも、5か国協議を差し置いて先走るなと釘を刺されている。安倍首相にビジョンがないと言われればそうだと思いますけれどね。

◎タイ式「民主主義」: 本当にタイはどうなるのでしょう。選挙妨害のクーデターというが、やり方が公平でないというのでやるのか、不利だからやるのか。選挙そのものに反対なのか。その理由は、はっきりしているのだろうか。憲法裁判所は機能しているようなので、選挙制度を立て直して欲しい。クーデターの観光に誰が行くだろうか。日本人はクーデターを知らないから、本当の民主主義ではないと言われているのに。プラユット氏が「国民和解に向けた精力的な取り組み」というが、反タクシン運動か。いい意味での国民和解であればいいと思う。

◎高齢化社会傾向の陰影: どこの国でも問題抱えているのがよく分かりました。特に日本はひどいのかな。労働力不足の問題抱えながら、若者の失業者増えている。高齢者が働ける軽労働職場を若者も希望している。重労働を若者は望まない。そこで外人労働者となるが、若者は失業で貧困にあえぐ。如何に技術が進んでも重労働はそうは減らないだろう。ならば、若者の労作業の義務化はどうだろう。徴兵制度を思い浮かべ顔をしかめる方も多かろうが、格好よく言えばボランティアの義務化だ。昔だって、新入社員は職場研修と言って社内各職場を一定期間回されたものだ。それを国家規模で行う。もちろん、専念したい人もいると思うのでその人には熟練者になってもらう。高齢者は時期が来れば強制的に若者が希望する職場は譲ってゆく。ワーク・シェアも進めたい。今回相続税が増えたが、年寄りにはつらいけれど、総番号制にし更に相続税を増やし平等化を図る。もちろん、福祉に力を入れ、最低賃金もあげる。でも富裕者は国外に逃げ出すかなあ。筆者の言われる選択肢から言えば、精一杯動いて現状維持というところではなかろうか。人口減少社会、経済成長望むべくもない。

◎巡礼聖地カイラス山: いやあ、ほんと、読むだけで暑さを忘れる思い。人生かけての大事業だ。山頂には登らないのかな。「近代に束縛された私たち」か、束縛解かれると、ありのまま「ストンと落ちる」感じかなあ。ともかく、とらわれ過ぎている感じはする。

◎「新潟地震」から50年: 新潟地震では傾いた県営住宅が有名だ。それで液状化現象を知った。けれどその他のことは記憶にない。ここにあるような身近なことなど伝わっていれば、その後の地震では随分落ち着いて対処できただろうと思う。その後、各地で何回も災害は起きている。まだまだ参考になることが多いと思うので、経験者は伝えてほしい。

◎ワールドカップとコンビニ: 近隣諸国の不仲を憂えた配慮ある記事だ。でも、中国は優越感、韓国は対抗意識、でも、日本は何々と書いていない。やはり、日本も優越感ではなかろうか。それぞれ理由はあろうが、譲る所は譲って謝る所は謝って、現況打開を図りたい。そうして、コンビニの例のように、お互いのいいところを認め合ってゆくことではなかろうか。

◎IYCによせて: パソコンを診察しているような医師に聞かせてやりたい話。外国の医師は過酷な体験をしてきているという。佐久病院もそうなんだ。他の病院には生死を彷徨っている患者はいないのだろうか。

◎無関心こそ罪: 新宿駅で焼身自殺未遂、正直、この事件を知らなかった。新聞でも気づかなかった。民放ではやっていたのだろうか。隠ぺいしたとはひどい話。発言しない日本人は無関心か大人しいのか。タイだと早速、クーデターだろうな。

◎躁うつ病と双極性障害: 躁鬱病とはよく聞く病気。なかなか対応が難しいみたい。まず、気付くことのようですね。心しておきましょう。

◎徴兵制をめぐって: 国民皆兵ほど自衛隊はいらない。私は先の高齢化社会の項で提案した国民総労働制を提案したい。一部が自衛隊でもいい。

◎女性・市民コミュニティバンク: どこのNPO法人に行っても、資金繰りに困っている。そこでよくぞこのような金融機関を立ち上げてくれたと思う。こんなに手広くやっているのに、今まで貸し倒れも延滞も1件も起きてないとはすばらしい。ということは審査が厳しいのかな。その意味では弱いと言われるテクニカルアシスタンスにも力入れてほしいし、今後の発展・拡大のために、制度改革に尽力して欲しいと思う。

◎ジェンダーの平等を目指して: まあ、毎回のことですが、詳細によく調べてあるのに感心します。第1波が、女性投票権の獲得、第2波が、法律と文化における不平等の是正、第3波が人種問題そしてジェンダー、とはいえ、第2波で今問題にされている事柄はほぼ出そろった感じがします。が、その実現が問題のようですね。男女平等とは関係ないと思うが欧米のレディ・ファーストは何時頃から始まったのだろう。

◎深セン便り「納涼」: 今の日本も急に暑くなり体が付いて行けていない。慣れてくるとそれほどは応えなくなる。だから、暑いところで生まれた人は皮膚構造が変化しているのでしょうね。「納涼」はクーラーのない頃の習慣かなあ。それにしても、そんな使われ方をした家具や本は買いたくないですね。店員のさぼりではないのかなあ。売り上げに響かないのかなあ。

◎ミャンマー通信: 憲法問題にしても、児童環境にしても、土地、労働組合にしても問題解決は前途遼遠ですね。日本も憲法問題でもめているが、ちょっとレベルが違う。どうやったら直せるのだろう。署名の扱われ方に注視というが、無視されたらクーデターでも起こすのだろうか。ミャンマーの観光は楽しかったという話聞いたが、現実は厳しいんだ。

◎「中国式離婚」: お勧めの本、読んでみてからの話になる。でも、中国式○○がこんなに多くあるというのも興味ある。

◎マスコミ昨今
・うそつき首相:集団的自衛権に対していろいろな主張や解説があるなあ、このような各種主張を紹介したうえで、各社の持論を展開して欲しい。確かに一新聞でも、記事すべてを読んでいない。でも、テレビ芸人に発言させるというのはどうか。テレビでも、こんな番組は見たくない。やはり、魅力的な見出しで読んでいる。「うそつき首相」もこれが見出しだったら見たくない。中味だって、偶々満員だったから拒否されたので、余裕があれば日本人も載せてくれたでしょう。うそつきというほどのことではないと思います。他の例はそれなりに説得力がありました。一時は公明党に期待した時もありましたけれどね。やはりでした。
・松本サリン事件:「組織の正義」とは何であろうか。本文読んでいないからよく分からないが、早々に巨大犯罪者集団と認識していて、泳がしていたとは残念。そのレポートが未だ筆者の言われる詠嘆調で終わっているのも問題だ。
・女性都議発言:ご本人がそのような経歴とはねえ。大手新聞はプライバシイ問題を警戒して書かなかったのかな。ホント、この機会に男女問題、しっかり考えたい。そうして教育に組み込みたい。

◎「セウォル号」沈没: 延さんは、この問題で韓国を厳しく非難している。が、韓国全体の問題とは考えたくない。今の日韓関係にのったマスコミ報道もあった。韓国にもいろいろな人も、企業もある。日本にだってピンからキリまである。ともによい社会にするべく頑張りましょう。

◎母と息子のインド・ブータン: どんなお方かも知らないで申し上げるのも失礼だと思うが、世界の果てのような民族混交の地を、よくもまあ、国内旅行のような気軽さで飛び回っていることと感心する。ここでは多くの人が民族・宗教の違いを乗り越えて平和に暮らしている。政治が絡んでくるとややこしくなるのかな。母と息子の機微も面白い。

◎私にもっともしっくりきた川柳: 安倍「独裁」 評価際立つ ようになり

 (筆者は稲城市在住・元団体役員)


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