オルタ139号を読んで

【オルタのこだま】

オルタ139号を読んで

豊間根 龍児


◆「安保法制」危うい日本の進路
ここまで来たら、言われるように、ほんと、力を入れてもらいたいのは外交努力です。外国を飛び回っているが、国際緊張を強める方向に動いている。これではいずれ発表するであろう戦後70年談話の中身が心配だ。

◆長く続く戦争法案に対する闘いをやり抜くために
◆安保関連法案 まだまだ阻止できます☆
残念ながら、手遅れ、このまま成立してしまうだろう、と思っていたら、黒沢氏の論文。諦めてはいけないとある。前の論文では「戦争を根底から否定する考えの確立が必要だ。」と言われる。これがあれば百人力だ。

◆【沖縄の地鳴り】
1.詩『みるく世(ゆ)がやゆら』
これが高校3年生の詩とは驚く。づっしりと堪える。しっかりと未来に繋いでほしい。

2.新たな沖縄と砂川の連帯〜亡き父とともに辺野古へ〜
現地に応援に行って来たとはすごい。8年も座り込み。もう、反対が生活なんだ。強い信念、体張っている。この現状を本土人に知って欲しい。

3.私たちは沖縄のことを、どれくらい知っているのだろう?
恐ろしい映画だ!目を背けたくなるが、これが現実に起こっていることなんだ。少しでも、軽減するよう本土でも声を上げて行きたい。

4.レポート:本土の環境団体が辺野古への土砂搬出反対の全国連絡協議会結成
自然破壊は辺野古湾だけじゃないのだな。影響は大きい。何としても止めたい。今住んでいるところも、先のオリンピック工事で土砂を取られ、今でもその傷痕で苦労している。

5.「抑止力」の欺瞞〜日米同盟にいま何が求められているか
19歳の学生さんの疑問、なるほど、今まで安易に使っていました。教えられます。不信増幅のスパイラル、ほんとにそうですね。今こそ、「東アジアの軍縮」を提起し「隗より始める」努力をすべきでしょう。それにしても、私は韓国が「慰安婦問題」にかけた情熱を見習うべきだと思います。このパワーを見習って、世界に「世界平和・憲法9条」を売り込みたいと思います。

◆【反レイシズム】
1.今こそ人種差別撤廃法案を
差別は当然無くすべきだ。ヘイトスピーチはなくせると思うが、アメリカを見ても人種差別をなくすのは難しい。後の論文で安倍首相もヘイトスピーチ応援者というからこれも怪しいかな? 兎も角、移民問題も含めて、じっくり腰を据えて取り組むべきだ。

2.日本におけるレイシズムの実態把握に向けて
良く知らなかった。民間の活動があるのも知らなかった。調べ方も、使い方も難しいと思う。外国の進んだ状況を見習って日本に合ったやり方で進めてもらいたい。今後、関心持つようにしたい。

◆【記録から未来へ】図書館の究極の使命は、次の戦争を起こさせないこと
「個人的図書館使命宣言」と謳っているからいいと思うが、図書館の使命が「次の戦争を起こさせないこと」と言われるとちょっと違和感を持つ。後に書かれているように「働く人々の歴史を未来に伝える」という使命でいいように思う。これから社会人になろうという人が調べものに訪れて「戦争」まで持ち出されたら驚くと思いますよ。

◆【戦後70年を考える(3)】
1.戦後70年を考える
生まれ育って来てからの私的回想、興味深く読ませていただきました。ご両親を見る目がえらく厳しいな。「今まで安保闘争で何度も何度も押し戻してきた。おまえの時代になって、このていたらく。」とご両親は言うかもね。「一か所にとどまらない『住民の反発』の結集が日本政府の頭越しにアメリカを動かす力になりうる」と言われるが、先の論文にもあったように今、本土の人が沖縄をどれだけ知っているか。甚だ心もとない。まずは本土を巻き込みましょう。この運動の行く先「アメリカが手を引く代わりに全てを日本に肩代わりさせる可能性もあり、それを見据えた運動を考える。」と書いているように、ここまで踏み込んで考えれば、訴える迫力も倍増しましょう。

2.戦後70年:雑感抄
アメリカの軍需産業が最も重要な産業になっている。そうか、このことをあまり考えなかったなあ。「なぜ自信を持って独自の路線が取れないのか」で、安倍総理は「本当の独立国になろう。そのための集団自衛権」「お仕着せの平和憲法も作り直す。」と言っているのでは。これを跳ね返して独自路線を示さなくてはならないと思います。

◆【コラム】
1.海外論潮短評(94)アメリカのヒスパニック系住民
アメリカは州ごとに独立性が強いから益々国としてまとめて行くのが大変だろうなあ。人口構成の変化は今となっては変えようがない。うまくやって欲しい。

2.宗教・民族から見た同時代世界 被災したネパールの人々の宗教:仏教編
仏教系と言いながら、TVで見たところでは随分違った仏像であった。いろいろな行事がありますね。一度は行って見てみたい。

3.中国単信(23)切符売場からホームまでの距離
まあ中国に限らず外国に行くと何処でも接客の悪さを感じる。最近、中国でも日本仕込みの接客態度で、はやっているファーストフード店があるとTVで見た。徐々に浸透してゆくのでしょう。場所が広く取れることは羨ましい。

4.風と土のカルテ(18)「ヘルプマン!!」が問題提起しているもの
コミックを見たことないからよく分からないが、意識がしっかりしていれば、「決めんのはじっちゃん本人だ!」。その通りでしょうね。

5.日中の不理解に挑む(17)子どもの貧困
まこと由々しき問題ですね。子どもが減ってきているから大事にしようと思えば出来ると思うのだが、どうしたことだろう。

6.大原雄の『流儀』戦場で孤絶するということ……『戦争』とはなにか。
いやあ、いずれの映画も恐ろしい。これが戦争か。

7.槿と桜(11)七夕は旧暦で
成程《たなばた》とは読めませんね。勉強になりました。確かに旧暦でやった方が感じが出ましょうね。今じゃ、家庭ではやらなくなりました。子ども会・老人会の行事になってしまいました。

8.酔生夢死 スマホ人
同調圧力に弱い日本人は権力者にとって扱いやすい。成程、「永久敗戦論」を見てもそうだなあ。

◆【北から南から】
1.中国・深セン便り『SARSの時のこと(2)』
面白いけれど怖いお話。今月号は怖いお話が多いなあ。で、SARS対策はどうなったのでしょう。政府から何らかの措置が出たのでしょうか。日本だったらどうなっていただろう。日本でもNHK「試してガッテン」で「お酢が体にいい」と放映されたら、あっという間に近所のスーパーからお酢がなくなる。日本も同じ。中国人社長、思い描くイメージにぴったし。

2.ミャンマー通信(29)NLDの総選挙ボイコットは回避
懇切な説明で流れは大体分かります。500万超える署名集めても無視されたという。何だか日本に似ている。どのような結果になるか選挙の結果を待ちましょう。

3.フィリピンから(6)レイテ、セブ、25回目の鎮魂、慰霊の旅
94歳の老人が25回も訪比して遺骨収集にあたっているとは頭が下がるが、それだけ思いが込みあげてくるのだろう。それを現地フィリッピン人はどんな気持ちで迎え入れているのだろう。複雑なんだろうけれど、中国・韓国とは違うなあ。やはり、蓄積度の違いだろうな。

◆【書評】
1.『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』
著者は、憲法9条2項はユートピア思想という。「今の日本には独立国家としての主権がない。どうすれば主権を取り戻せるか。」と言って、条件を挙げている。そうして、これはドイツより楽な道という。今の政権で、これをやったら、えらく右寄りの憲法が出来るのではないかと危惧するが、この本に書かれているやり方だとその恐れはないのであろうか。

2.『多数決を疑う——社会的選択理論とは何か』
成程「文化的奇習」か、本ではいろいろ数学的方法が考察されているようですね。更なる研究に期待しましょう。投票率が50%しかなかったら、定員の半分に対して得票率を適用するというのはどうだろう。残り半分は次回に回すか、再度投票するのです。

◆【アメリカ報告】アメリカの裁くサウスカロライナの銃撃ドラマ
ジャケットに戦闘旗やら国旗のラベルを貼ったり、過激な発言を繰り返していたというのに、何で気づかず銃など与えたりしたのだろう。このような者がまだまだ居そうだなあ。怖い。でも、南部軍旗問題、みんなで延々と話し合って決めているのはアメリカらしい。日本だったら、いつの間にか掲揚されなくなっている気がする。役所に聞くと「反対の投書があったから。」で終わり。
武田さんは、これだけに関して言えば、少しでも人種の壁を低くするように共和党を応援したらいいと思います。

◆【ジェンダー】いま女性の役割の再構築を目指してできること(10)
成熟しないうちに先進国と足並みそろえて近代化路線に踏み込んだので、今の大きな混乱をもたらしている。成程、武士社会からいきなり飛び込んだのですからね。そうして、戦争、戦争に明け暮れたのですから、男性優位になってしまったのでしょう。本当に道は遠いですが、教育から入るのでしょうね。教育者選びも迷いますね。

◆【自由へのひろば】誤魔化しだらけの日本近現代史
並べた並べた、これがすべてごまかしかあ。しっかり、反省して近隣諸国と友好関係を築いて行かなくてはなりませんね。

◆【読者日記——マスコミ同時代史】(19)2015年6〜7月
国会でのやり取りを考察していますね。首相がヤジるなんて本当に分からん。普通だったら一刻でも早く平穏無事に終わらせたいと考えるだろうに自ら紛争の種をまき散らしている。ヘイトスピーチ実行者と繋がっているというのもうなずける。近隣諸国への対応のしかたにも通ずるものがある。ますます、これから発するであろう戦後70年談話の内容が心配になる。

◆【旅と人と】母と息子のインド・ブータン「コア」な旅(14)
わざわざ、疑問に答えていただき有難うございます。よく分かりました。ガイドブックを持って行かないとは、これまた驚き。坊さんの講話で笑えるとはたいした語学力。でも、私だって漫才で笑える。でも、国内旅行にガイドブックを持って行きます。余程、旅慣れているのだなあ。
一日中、話し続ける坊さんもすごい。これが本当の経典なのかもね。

◆【川柳】
最もしっくりきた句: 自「分」党 民を退けても アべに屈する

 (筆者は稲城市在住・元団体役員)


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