オルタ69号 久保・榎論文を読んで

オルタ69号 久保・榎論文を読んで       河上 民雄

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 「オルタ」9月20日号メールにて拝受、今号は8月の総選挙結果を踏まえ久保・
榎両氏の論考をはじめ活き活きしていて感動的でさえありました。
  長年の知人でヨーロッパ人の女性と国際結婚された方からわざわざ電話があり、
今回は全員民主党に投票したが、とくに日本語の会話は不自由ないが日本字を
書くのが苦手な奥さんが、旦那が「カタガナでいいんだよ」との説得もきかず、
選挙期間中候補者名と党名を漢字で書きたいと毎日練習し投票所に出向いたと話
しておられました。
 
  今回の選挙を4年前の小泉選挙と比較して、票の流れを私なりに分析した表を
同封致します。前回自民党に入った票のうち500万から600万が民主に移った上、
投票率が高くなった分の300万が民主に集中したと読み取れます。日本国籍を取
得し今回はじめて投票したこのヨーロッパ人女性の一票もその中に入っていると
思われます。
  なお、千葉県に住む私の知人は近所の投票所で行列ができていて、珍しいこと
もあるなと思ったと語っていました。変化が起るときは、誰もが自分の回りにだ
け起った現象と思って、全体的な動きには思い及ばないのかも知れません。
                          (東海大学名誉教授)

□註 (折角、票の流れを分析していただいた、1)党派別小選挙区の得票数・率
     2)比例選の得票数・率 3)党派別得票数と獲得議席数 4)2005
     年9月総選挙と2009年8月総選挙の得票数比較  の数表は処理技術上
     の問題で編集部が掲載しませんでしたのでご了承ください。)

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