【オルタのこだま】
オルタ8月号を読んで
八月終戦特集号の「終戦の詔勅」感慨深く読ませていただきました。1945年、疎開先の滋賀県に居りましたが、八月十五日、うちのラジオで近隣の人々が玉音放送を聞くとかで、私ども子供達はもっと田舎の知人先にやられましたので直接には聞いておりません(後日録音で聞いたことが有ると思います)。底抜けに青い真夏の空でした。
この歴史事実がありながら、集団的自衛権行使容認がまかり通るのはどうしたことでしょうか。 ただいま、世界中至る所での惨状を目の当たりにし、もはや武力では解決出来ない状況にありながら何故戦争をしたがるのでしょうか。
自国の非戦を誓うのみならず、戦争、破壊、殺戮に明け暮れする国家社会に加担してはなりません。日本がキエフのクーデターを煽動した国に同調して、ロシアに対して経済制裁をするとは一体どういうことなのでしょうか。日本は他国の植民地にはならなかったけれど、終戦後70年、近隣諸国と平和に友好する独立した外交政策が出来ないのはどうしたことでしょうか。
(筆者はアメリカ・ウイスコン州マジソン市・在住)