俳句119

【俳句】  

                   富田 昌宏


  露(つゆ)草の瑠璃(るり)を散らすや鍬の先

  紅葉かつ散り謙信平の城師句碑

  秋晴や地下にマグマを秘めし山脈(やま)

  秋水や池の真芯の弁財天

  田にはまりあはれ九死や落し水

  冷やかに受診の腕をさらしけり

  一笛で変わる人文字鰯雲

  新藁や牛よ命の限り食(は)め

  秋水や遊覧船の棹の音

         (俳句結社「渋柿」代表同人)


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