日本を訪れると日本が好きになるワケ

【コラム】日中の不理解に挑む(18)

日本を訪れると日本が好きになるワケ

棚田 由紀子


 日中間の不理解、というと、ついつい堅くて真面目な論調で批判的な話になってしまいがちになるので、今月は少しソフトで楽しくなる話題を。題して「日本で目にする、何気ない光景10景。これを見れば、どうして日本好きになるのかが分かる」。
 http://mp.weixin.qq.com/s?__biz=MzA5NDI5MTgzOA==&mid=210908087&idx=1&sn=fc8ec1273e12506e4f72a81361a09875&scene=1&from=singlemessage&isappinstalled=0#rd
 原文は上記URLをご覧いただくとして、ここではエッセンスを訳してご紹介しよう。

<光景その1>
 道路工事の現場にて。警備員が交通整理をしながら、通行人や通過する車すべてに「道路工事中につき、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」とお詫びしている!

<光景その2>
 手を挙げて横断歩道を渡る子ども達。渡り終わると、横断待ちをしていた車の運転手に「ありがとう」と御礼を言った!

<光景その3>
 お店では、商品を受け取って立ち去る客にも、店員がお辞儀しながらその背中に向かって「ありがとうございました、またのご来店をお待ちしております」と声を掛けている!

<光景その4>
 とある電車の駅で。電車が近づくと、プラットフォームで日向ぼっこをする野良猫がうっかり轢かれないように、ホームにいる誰かが猫を安全な場所へ抱えていく!

<光景その5>
 奈良県にて。野生の鹿が道路を横断するのを、静かに待つ車の列。鹿を驚かさないよう、先頭の車はすべての鹿が渡りきってからアクセルを踏み、そっと発進している!

<光景その6>
 温泉の露天風呂にて。山に住む野生の猿が入ってきても追い払わず、一緒に仲良く温泉につかっている!

<光景その7>
 駅のゴミ箱。「ペットボトル」「新聞・雑誌」「ビン・缶」「その他のごみ」と分別。日本では子どもの頃から生活スキルとして身につけるよう躾られている!

<光景その8>
 ゴミ収集所にある、カラス避けネットのおかげで、スムーズな収集が可能になっている!

<光景その9>
 都会の川でも水が澄んでいて、夏になると親子連れが水遊びにやってくる!

<光景その10>
 空港にて。滑走路や機体周辺で働く空港職員が、離陸しようとしている飛行機に向かってお辞儀をし、手を振りながら、旅の無事を祈っている!

 どうして日本を訪れた中国人が、日本を好きになるのか? 空気がきれいだから? 人と自然が仲良しだから? 愛想がいいから? 空港スタッフが手を振ってくれるから? いや、私たち中国人がここ何年も声高に叫んでいる「なごやかで調和の取れた社会」が、他ならぬ日本にあるからかもしれない。

 (筆者はCSネット・スタッフ)

※この原稿は 「日中市民社会ネットワーク(CSネット)」から著者の承諾を得て転載したものです。


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