昭和天皇の(沖縄に関する)対米メッセージ

■歴史資料;

□昭和天皇の(沖縄に関する)対米メッセージ

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□天皇メッセージ


 以下は、1947年9月19日、宮内庁御用掛の寺崎英成からGHQ顧問シーボルトに 与えられたメッセージです。このメッセージはシーボルトを通して、アメリカ 国務省に送られました。


 天皇がさらに思うに、アメリカによる沖縄(と要請があり次第他の諸島嶼) の軍事占領は日本に主権を残存させた形で、長期の-二十五年から五十年ない しそれ以上の-貸与をするという擬制の上になされるべきである。天皇によれ ばこの占領方式は、アメリカが琉球列島に恒久的意図を持たないことを日本国 民に納得させることになるだろうし、それによって他の諸国、特にソヴェト・ ロシアと中国が同様の権利を要求するのを差止めることになるだろう」

出典:進藤榮一『分割された領土』岩波書店、2002年、66ページ。
初出:進藤榮一「分割された領土」『世界』(1979年4月)。