立憲フオーラム設立趣意書

■立憲フオーラム設立趣意書

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 いま、時代は大きな転換期に入っており、新しい世界の協調・共生関係の構築
が求められています。そうしたなかで、日本はどういう立ち位置をとるのかが問
われています。先の大戦での日本国民の死者は軍人から市民まで多大な数にのぼ
り、世界もおびただしい犠牲者を出しました。戦後の日本は、その反省に立ち大
日本帝国憲法を改正し、その体制を民主主義へと移行させました。

私たちは「人権の保障を宣言し、権力分立を原理とする統治機構を定めた憲
法」を基礎にすえた立憲主義の立場をいま一度確認すべきだと考えます。

憲法とはそもそもどのようなものであるのか、戦後、現憲法がどのような役割
を果たしてきたのか、はたして現憲法に追加されるべきことはあるのか、現在語
られている96条を抜き出して憲法を「改正」するということの意味するものは何
か、といったことを闊達に論議し、立法府の構成員たる議員としての責任を果た
したいと、ここに立憲フォーラムを立ち上げるものです。

既に明らかにされた自民党の憲法改正案は天皇を元首とし、自衛隊を国防軍に
かえ、基本的人権を制限できるように「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」に
すりかえるなど、戦後日本社会の規範・枠組みを根本から変える内容となってい
ます。憲法は政府を縛るのではなく、国民を拘束するものだという考え方は主権
在民という立憲主義の原則を根本的に否定するものです。

日本維新の会は綱領で「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非現
実的な共同幻想を押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改定」との立場を明ら
かにしています。 これらの動きは、憲法改正の是非の立場をこえて、立憲主義
そのものの危機であると考えます。

私たちはこうしたさまざまな動向に平和・人権・環境を重視する立場から国会
や言論の場で検証と同時に提言を行うために、立憲フォーラムに、是非多くの議
員の皆さんの参加をお願いいたします。

2013年4月25日

立憲フォーラム呼びかけ人
阿部知子、江崎孝、大河原雅子、近藤昭一、篠原孝、武内則男、
辻元清美、那谷屋正義、松野信夫、水岡俊一、吉川元、吉田忠智

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