第85号(2011.1.20)

メールマガジン「オルタ」 85号(2011.1.20) 
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◎ TPPはニッポンの農業・環境・雇用を砕かないか。
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ニッポン農業常識クイズ            濱田 幸生

TPPがほんとうに上陸するようです。菅首相はこの6月までに結論を出すと年頭所感で述べました。来るものが来たという感じですが、TPP議論で必ず引き合いに出されるわが日本農業は、もうほとんど聞くに堪えないような空理空論ばかりで塗り固められています.


≪2011年私の視点

ポピリズムに導かれる危険な循環        荒木 重雄

 9.11から10年を迎える。この間に世界には宗教的・民族的・文化的な不寛容が定着し、著しく危険が増した。それらは、 (1)米国のアフガニスタンおよびイラクへの攻撃とそれに反発したイスラム側の「対米聖戦」の拡大・拡散、 (2)反米勢力を「テロリスト」呼ばわりする米国に倣った中国やロシア、インド・スリランカなどでの政府による反政府勢力弾圧とそれに対する抵抗、(3)経済危機も背景に加えた欧米諸国での反移民・反イスラム感情の昂まりとそ れに対する反発、などであり、これに、(4)60年を超えるパレスチナ問題がからむ。

4島返還論者に問う              望月 喜市

 菅内閣は新年になって急に内政問題で歯切れ良い指揮ぶり を示すようになった。対米交渉もオバマ大統領との会談日 程がセットされた。対ロ外交はどうか?

小日本主義に徹することが明るい未来につながる 初岡 昌一郎

 現状分析を基に政策を考えるだけでは、現状から脱出する方向は見つからない。現状分析からの出発は、ヘーゲルではないが、存在するものには意味があるという思考に囚われ、現状肯定ないしその延長線上の安易な対応に陥りやすい。

新宿駅頭で                    船橋 成幸

 昨年末のある夕暮れ、『オルタ』の仲間たちとの会合を終えて、新宿駅東口付近の雑踏にもまれながら、ふっと思ったことがある。 当たり前のことだが、周りにひしめき合っている何百人、何千人とも知れぬ人びとの中で、私のような「戦中派」はほんの一握り、数パーセントにも満たない存在でしかない。

青少年育成都条例に反対する           岡田 一郎

 2010年12月15日、東京都議会本会議は東京都青少年の健全な育成に関する条例の改定案を可決した。この改定案は6月議会において、都議会民主党、日本共産党、生活者ネットワーク・みらい、自治市民'93の反対で否決された改定案とほとんど内容は変わっていない.


≪連載≫■海外論潮・短評(42)

「消えゆく世界の森」      初岡 昌一郎

 水資源の保護、二酸化炭素の吸収、生物多様性の保存など世界の未来にとって不可欠な役割を持つ森林が急速に消滅している。2010年9月25日号で森林に関する特別報告を掲載している『エコノミスト』誌は、森林の価値が十分に認識されていないので事態が悪化していると伝えている。 

≪連載≫■A Voice from Okinawa(18)

~普天間基地の起源 ―基地ではなく周辺の学校や病院を撤去?~ 吉田 健正     

  長い間米国で報道活動を続けたTBSの金平茂紀氏は、ニューヨークから日米関係に関する日本のメディア報道を見ると、「沖縄の普天間基地移転問題が、まるでニチベイのすべてであるかのような印象を受けた」という(『報道再生』角川書店、2011)。

≪連載≫■宗教・民族から見た同時代世界

~タイの民衆はなぜ熱心に僧の托鉢に応えるのか~ 荒木 重雄  

前号に続いてタイの上座部仏教についてみよう。タイ仏教は異なる原理をもった二つの信仰者集団からなるといわれる。ひとつは解脱を求めて家を捨てサンガ(教団、僧院)に入った出家者であり、もうひとつは在家の一般大衆である。


■【横丁茶話】

新春はなしの屑篭                西村 徹


東アジア連帯 金 容義

■【北から南から】

中国深センから『訪日中国人向けアテンド ~観光編~佐藤 美和子

近年、中国人向け訪日観光ビザの取得条件がどんどん緩和され、日本の有名観光地や都心のショッピングエリアなどでは、毎日のように中国人ツアー客を目にするようになりました。

米国 マジソン便り『マヂソンってどこにあるんですか?』>マヂソンってどこにあるんですか?]] 石田 奈加子

マヂソンという名の付いた町はウィキペヂアによるとアメリカ合衆国50州のうち19州にあるそうです。私が手持ちの地図で調べてみましたら26州にありましたが、うちの地図は大部古いので時々ある市町村合併で名前がなくなったところがあるかとも思われます。


■【エッセー】

スコッツボローボーイズ(米国から)       武田 尚子

2010年も年の瀬、12月23日はクリスマス前夜である。任期終了を目前にひかえたニューヨーク州知事デヴィド.パターソンが、2006年8月、無武装のテイーンエイジャーを射殺して服役中の57歳の黒人、ジョンホワイトの刑期を軽減したことが報じられた。それはホワイトの罪科と人種偏見が絡み合った問題であり、パターソン知事の処置はそれを考慮に入れての決断だった。 


■【玲子の映画批評】
白いリボン                    川西 玲子

2009年のカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)を受賞した、ドイツ・オーストリア・フランス・イタリア合作の「白いリボン」。良さそうだけど重そう、重そうだけど良さそうなどととあれこれ考え、なかなか観にいく決心がつかなかった。娘も「何しろミヒャエル・ハネケだからね。あの作風は悪意があるとしか思えない」と言いつつ、「でもきっといい映画だよ。 ミヒャエル・ハネケだから」と付け加えるのである。 


俳句                    富田 昌宏


川柳                      横 風 人


【催し案内】

野菜と文化のフオーラム

◆主催 スーパーホルトプロジェクト協議会((社)日本施設園芸協会)
◆共催 NPO野菜と文化のフォーラム 
◆趣旨 一般消費者や学生の方々を対象とした植物工場についての講演植物工場
産野菜の試食により、植物工場(完全人工光型植物工場、太陽光利用型 植物工
場)に ついてご理解いただくための植物工場セミナー。


【編集後記】

◎新しい年を迎え皆様のご多幸を祈り、今年も恙無く毎月オルタがお届け出来ますよう執筆者・読者の方々の一層のお力添えをお願いいたします。◎14日に発足した第二次菅改造内閣はなんとTPP(環太平洋パートナーシップ協定)と消費税シフトだという。いずれも政権交代選挙のマニフエストにはなかったものだ。 
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