第86号(2011.2.20)

メールマガジン「オルタ」 86号(2011.2.20) 
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◎ 劣化する日本政治とどう向き合うのか。
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衰える日本の政党・政治状況          羽原 清雅

二〇一一年は、第二次世界大戦の終結から六六年。自民・社会両党による五五 年体制が生まれて五六年。自民長期政権に代わった非自民の細川護煕・羽田孜・村山富市政権の崩壊から一五年。そして民主党政権が生まれてほぼ一年半、ということになります。


最近の沖縄情勢を元県知事大田昌秀氏に聞く      編集部

オルタ編集部は1月25日に、那覇市の大田平和総合研究所で元沖縄県知事大田昌秀氏に、2時間にわたって最近の沖縄現地情勢についてお聞きした。


地球環境問題解決へのアプローチ(2回目)      阿野 貴司

物質の大量消費に走る根底には、大量生産をしないといけないと信じ込んでいるという背景があります。大量生産をすれば、豊かになれ、幸せになれると信じているのです。 


≪連載≫■海外論潮・短評(43)

「消えゆく世界の森」 ~グローバルに押し寄せる高齢化社会の波~     初岡 昌一郎

「グレイ色の"津波"が、予想されていたところに到来しただけではなく、地球全土を飲み込みつつある」。アメリカの国際問題専門誌『フォーリン・ポリシー』2010年11/12月号に掲載された、フィリップ・ロングマン論文はこのように口火を切っている。

'≪連載≫A Voice from Okinawa(19) 

~「緊張と対立の海」から「対話と平和の海」へ~ 吉田 健正

このところ、「尖閣諸島問題」が注目されている。特に昨年9月に中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりした事件は、両国で領土ナショナリズムを刺激して日中関係に深刻な影を投げ、軍事衝突さえ懸念される事態になった。

≪連載≫■宗教・民族から見た同時代世界 

~国際社会に祝われるスーダン南部の独立は何を意味するのか~荒木 重雄

世界の耳目をあつめたエジプトの政治変動の帰趨はいまだ明らかでない。そこでエジプトは次号に譲って、今号ではもう一つアフリカで注目されるスーダンの情勢を見ておきたい。

農業は死の床か再生のときか

農業への無知を晴らす中から、平成の不平等条約・TPPを迎撃しよう!
~日本農業はとっくに開かれている!~
濱田 幸生


■【横丁茶話】

小沢一郎は悪党か?                    西村 徹

徘徊老人という雅号を持つ俳人で、数え年80になる人物の「老人はゆく」というブログに出会った。1月31日の書き込みは見逃せない内容なので、一人でも多くの人に読ませたい。「老人はゆく」で検索すればたちどころに出てくるが、なにはともあれその一節を紹介しておく。 


■【私の視点】  

河村減税の「庶民革命」に敗れた菅民主の増税路線名古屋の結果をどう見るか~ 仲井 富

沖縄参院選(09)知事選の不戦負け、(010・11)北海道5区の補欠選挙敗北(010・10)、茨城県議選、西東京市議選と連敗(010・12)そして2月6日の名古屋市長選、愛知県知事選挙では敗北というより大惨敗。民主党の最強地盤でのダブルスコアどころかトリプルスコアの敗北は、民主政権にトドメを刺すとともに、今後の政局展開に決定的な影響を及ぼす結果となった。以下この選挙結果について分析してみたい。


■【北から南から】
中国 深センから

新年好!2011』  佐藤 美和子

元々、『訪日中国人向けアテンド』の続編を書くつもりだったのですが、ワタクシただいま絶賛風邪っぴき中。よって、新年のご挨拶のみで失礼します。なぜ今頃、新年のご挨拶?それは、今年の春節(旧正月)が2月3日だったからです。日本の小正月に相当する『元宵節』が、2月17日。これを書いている今現在、まだ元宵節を迎えていないため、まだまだ春節気分の抜けない中国なのです。 
米国 マジソン便り 

『マヂソンにはどんな人がすんでいますか。』       石田 奈加子

マヂソンには大きな総合大学がありますので、世界各国から大学生、大学院生、研究者、教授等が集まります。大学のキャンパスの一部に大学院生と研究者、教授の家族用の住宅群があり、そこに住んでいますと各国からの老若男女に日々出会い、いろんな人、いろんな風習があるということが少しも不思議に思われません。この住宅街の区域の小学校はもう国際連合の会議場そのものです。


■【エッセー】

バレンタインカードに寄せて               武田 尚子

アメリカ暮らしも十数年をすぎたある冬の日。買い物に行ったドラッグストアから、セロファンに1本ずつくるんだ紅バラを、大きなかごいっぱいに盛って出てくる女性に出会った。ああ、うっかりしていたが、明日はヴァレンタイン.デイなのだ! めずらしく店は混んでいて、とりわけカード売り場のあた りには大勢の人が集まり、カード選びに余念がない。 


■【玲子さんの映画批評】

ソーシャルネットワーク    川西 玲子

エジプトの革命が世界の耳目を集めた。私も片目でネットでアルジャジーラの映像を観つつ、片目でスカパー!のCNNとBBCを一日中観ていた。何しろ日本のマスコミが意図的にか、小沢問題ばかり取り上げているのである。これでは、ネットを利用せずに地上波のテレビしか観ない中高年の多くは、小沢問題が世界で一番重要な問題だと思うだろう。 


俳句                           富田 昌宏


川柳                             横 風 人


編集後記

◎いま、菅政権の対米姿勢や内政の迷走を見て多くの国民は政権交代とは何であったのかと自問している。総選挙前、民主党は第二自民党だから政策に期待できないという人でも自民党の一党長期支配が終わる政権交代の意義は認めていた。
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