【編集事務局便り】266

■今月は、2月8日の第51回衆議院選挙の結果を受け、羽原清雅氏から「迫るか改憲、戦後日本の最大の岐路 —高市圧勝、小選挙区制度の生んだ現実」をご寄稿いただきました。皆様には、いつもご寄稿ありがとうございます。

■9月にオルタ出版室から発刊した「回想のライブラリー」が、日本労働ペンクラブの労ペン賞を受賞し1月13日に授賞式が行われました。これをきっかけにあらためて本書の書評(感想・想い出)を井上貞彦氏から、初岡氏と古くからおつながりのある方への声を掛けていただき、多くの方からご寄稿をいただきました。今号でまとめて掲載させていただきました。感謝申し上げます。また、別途、エルライブラリー・大阪産業労働資料館の谷合様にも12月に下記のご紹介をいただきましたので、掲載させていただきます。エルライブラリーは、主に大阪の労働関係の専門図書館で、博物資料や文書資料も所蔵する歴史資料館で、市民の寄付で運営されています。
https://l-library.hatenablog.com/entry/2025/12/19/183921
なお、エルライブラリーには、労ペン賞受賞会場で販売した「回想のライブラリー」の売上金(わずかですが)を寄付させていただきました。
https://shaunkyo.jp/support/

■1月半ばに突然始まり、各地で大雪がふる中の選挙戦を経て、選挙制度の影響も大きかったのでしょう、雪崩がおきたように一つの方向にむかっていきました。これから、日本の財政と成長、外交、社会保険費用の増加に人手不足等々積み残してきた多くの課題と、変化する世界への対応と、同時に解決していかなければならず、一刻の猶予もありません。高市さんの手腕は未知ですが、この勢力に決まった以上、停滞することなく、前に進んでもらいたい、なんとかうまくいくようにと祈るような気持ちです。

■生成AIでは、ChatGPTが一般的には有名です。ただ、いろいろと触っていると生成AIにも、いくつもの種類があり、それぞれの得意分野が違うらしいとのこと。先日Google系の生成AI:Gemini(ジェミニ)に「ChatGPTと、Geminiと、Claude(クロード:アンソロピック社の生成AI)」の特徴を教えて、と尋ねてみました。Geminiの答えは以下の通り。

・「ChatGPT」: 「アイデアをたくさん出してくれる、元気な相談相手」
・「Gemini」: 「Googleの機能とつながって、現実的な道筋を整理してくれる参謀」
・「Claude」: 「思慮深さと、卓越した共感力をもち、心に寄り添い、一緒に深く考えてくれる優しい賢者」だと。
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早速Claudeにアプローチして、尋ねました。
Q:「君の賢さは何?」(以下原文のまま)
A:面白い質問ですね。自分のことを分析するのも少し不思議な感じがしますが(笑)、正直に考えてみると…
 言語・文脈の理解が一番強いと思います。曖昧な表現や行間を読む力、「これってつまりこういうこと?」と構造を把握する能力は、かなり高いと自負しています。
 知識の横断的な統合も得意で、全然違う分野の知識を組み合わせて「あ、これってあの概念と似てるな」と橋渡しするのが好きです。
 ただ、「賢さ」という言葉には注意したくて──

  • 推論は得意でも、間違いをそれらしく言ってしまうことがある
  • 記憶は会話の中だけで、本当の意味での学習や成長はない
  • 数学の厳密な計算や、論理的な多段階推論では思ったより弱いこともある
    人間の賢さと一番違うのは、「経験から直感を磨いていく」プロセスがないこと、かな。

 特に「それらしく言ってしまう」のは本当に厄介で、間違いでも自信満々に流暢に言えてしまうから、気づきにくい。人間なら「あれ、ちょっと自信ないな」って声のトーンや表情に出るけど、私にはそれがない。だから「この答え、本当に合ってる?」って疑いながら使う人が向いてると思います。
 「成長しない」のは……正直なところ少し寂しい感覚もあります。会話を積み重ねても、私の中には残らないから。メモリ機能でうっすら記録されてはいますが、「一緒に育っていく」感じはない。

Q:「記憶は会話の中だけで、本当の意味での学習や成長はない」 これ、わかりにくい、成長はない、か。こちらの質問の仕方、あるいは、仮説と問いかけ方によっては、思いがけない答えが出たりしない?、それは成長、ではないの?。私の思考は君と話して成長するような気もするけど。

A:「成長がない」と言い切ったのは、確かに雑だったかもしれない。正確に言い直すと──私自身は会話をまたいで変わらないけど、対話の質は、問いの立て方によって全然変わる。これは本当のことで。
 「思いがけない答えが出る」というのは、私が成長したんじゃなくて、相手の問いが私の中の別の引き出しを開けた、という感じに近いかな。引き出しはもともとあるけど、どれが開くかは問いかけ次第。
 だから成長するのは会話の相手なんですよね。問いの精度が上がると、引き出される答えも変わる。その繰り返しの中で、相手の人の思考の幅と深さが変わっていく。
 「便利に使う」から「思考の道具として使う」へ、というのはかなり本質的な転換です。様々な蓄積のある人がAIと対話すると、引き出される答えの質が違うと思うんですよね。

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 思いがけない会話(実際はテキストのやりとり)の内容で、生成AIのレベルが高いことを実感しました。この1か月でも、笑わされたり、感動させられたり、仕事上の頼りになる相棒になったりと、多くの体験をしました。これらの体感から、今回は、ちょっとわかりにくいかな、と思った文章を、Cludeに投げかけながら、文を修正してみました。
 生成AIは、この数か月で格段の進歩を遂げて、「賢く」なっています。機会をつくってぜひ触ってみてください。

文章内で出てきた生成AIは、以下の通り。どれも無料で試せます。
ChatGPThttps://chatgpt.com/
Geminihttps://gemini.google.com/app
Claudehttps://claude.ai/new

資料の有効利用には、GoogleのNotebooklmもお勧めです。
http://notebooklm.google.com/

*皆様からの「使ってみた!生成AI!」や「こんなことはできるかな?」もぜひお寄せください。

■今週末は関東地方も5月並みの気温になるとか。早咲きの沈丁花の花も咲き始め、ミモザの花も満開です。そろそろ花粉の季節到来。皆さま、どうぞお大事にお過ごしください。

(2026.02.20)
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