オルタ145号を読んで

【オルタのこだま】

オルタ145号を読んで

豊間根 龍児


■【オルタの視点】
1.大転換の時代—せめぎあう新・旧の「世界秩序」—/久保 孝雄
「傲慢なアメリカからの自立、日中共生、多極共存の世界を目指す。」まことに良いことを言っている。大賛成! しかし、中国のやり方には危惧を持つ。香港、自治区、国内などに見られる強引な一党独裁。本屋店長の雲隠れ。言われるように中国脅威の誇張に載せられているのであろうか、あながちそうとも言い切れない気がしている。何とか国際ルールに沿った国になって欲しい。そのためにも国連がもっと力を持って欲しいと思うが、出来ない話と言っている。困った。

2.アメリカ大統領選挙候補の人々/武田 尚子
アメリカには有能な人材が多くいるようだ、また、大きな波に乗る冒険者もいるようだ。矢張り方向はともあれ、フロンティア精神を感じる。日本でこんな候補者紹介記事を書いたらどうなるだろう。幕内予想と序の口紹介くらいのスケール差が出るだろうなあ。おやおや凄いバトルが始まった!

3.革命国家としてのイスラム国(IS)—危険の過大視は歴史の教訓に背く—/初岡 昌一郎
詳しい経緯は知らないが、介入が戦争を誘発しているというのは本当のように思える。「妥協は不可能、封じ込めが最良策、時とともに成熟、普通の国になる。」成程、教えられる。

4.国際関係から読み説く首脳会談—米主導の冷戦構造の変化が背景—/岡田 充
選挙に負けたが、民進党も現状維持を唱えているから意義ある首脳会談であったと思う。

■【沖縄の地鳴り】
1.『島唄』
おおくの人がお国のために亡くなった。悲しい歌だな。

2.沖縄基地は海兵隊将星のブート・キャンプ/國吉 永啓
ランク付けされ、それが公表されているのに驚く。また、沖縄がこのような位置づけになっているのにも驚く。アメリカが問題ないとみている証ならば、日本もそれなりの対応をしてゆけばいい。

3.辺野古で見えてきたこと—この運動は勝てる/宮崎 省吾
辺野古の抵抗の様子がよくわかる。80歳で座り込みとは頭が下がる。

4.右翼保守論壇に見る辺野古問題〜安倍政権批判高まる/仲井 富
私は翁長知事に本土国民に向けてのPRをと述べてきたが、辛抱強い頑張りが多方面に浸透してきているようだ。県民の後押しも力強い。

5.「外交の闇」隠蔽躍起〜「核密約」も米に要請か 外務省、80年代/西日本新聞
すごいことがなされていたのだ。それにしても、西日本新聞の記事とは。大手は未だ口止めされているの。それとも問題視していないの。

6.米ケンブリッジ市議会が辺野古基地反対を決議
じわじわと認識されてきているようだ。有り難いこと。

7.公権力不自由の原則—市民からみた国の訴状の決定的矛盾(2)/国際法市民研究会
沖縄防衛局も国民の一員とは呆れた言い分。

8.編集後記と辺野古関連月表/仲井 富
並べてみると、いろいろありますなあ。驚きます。結構、アメリカへの反響大きいな。

■【沖縄・辺野古ルポ】「本土からの人間」は、「本当にありがたい」のか/藤田 裕喜
・沖縄県人に「ありがとう」と言われて考えてしまった、そうだと思う。自分たちの安泰のために沖縄県民が苦しんでいるという意識はないと思う。裁判になってやっと意識に上ってきたというのが正直なところだろう。
・米兵ピーナツ事件:雰囲気知らないので多くを語れないが、語り合えばいろいろな発展あったように思う。まずは文化と言葉の壁かな。「陳情規定」の教訓が生かされなかったのは残念!

■【コラム】
1.宗教・民族から見た同時代世界〜フランシスコ法王に倣いたい宗教者の社会関与/荒木 重雄
コンパクトに功績を教えていただいた。身の危険も顧みず各地を駆け巡り、他宗教指導者と会って宗教の多様性、指導者にあって危機を訴えている。すばらしいお方。是非、日本にも来て「共に世界に平和を訴え続けよう」と誘ってほしい。

2.落穂拾記(48)最近の教育の「明」と「暗」/羽原 清雅
いろいろな国際数値上がっており、いづれも日本は芳しくない。これだけでも興味あるところだが、欲を言えば、金の使われ方の比較をしてみたい。「教育の根幹には予算面での政策選択の問題がある」と言われている。また、学費の中身も知りたい。先進国では学習塾などないとも聞く。時間の使われ方も比較してみたい。日本の先生は「雑務が多く、子供との触れ合いの時間が取れない。」「授業時間は短く、法定勤務時間が長い。」など分析すればいろいろ問題点が浮かび上がってこよう。

3.中国単信(29)日常から見る国際化に必要なもの/趙 慶春
「出発点は知ること」言われる通り。日本は島国。交流がない。異文化交流の講座受けさせたい。海外旅行の説明会に潜り込ませたらいい。挙げられた事例は赤面の至り。「外国人だから」は差別、なるほど。

4.風と土のカルテ(24)成田市の医学部新設は誰のため?/色平 哲郎
役人のやることは何処でも同じだな。自分の成績になることは、それそれと飛びついて、地元など周りのことなど考えないで突っ走る。地元の病院から医者引っこ抜くなんて以ての外。挙げられている混合診療・保険外併用などの問題は分からないけれど、素人考えでは将来的には海外から金も人も集まるし、国際援助の基盤になるだろうから、十分話し合い、うまくやって欲しい。

5.大原雄の『流儀』春画・周到〜誰かが何かを企んでいはしないか〜/大原 雄
独身で通す男女が多いというこの世の中で春画展がそんなに盛況とは驚きだ。春画展自体は問題ないのに、それを紹介した雑誌が規制を受けたり自粛したりしているのを、筆者はこれだけに留まらないだろうと懸念している。今後に注目してゆきたい。

6.槿と桜(17)旧暦(太陰太陽暦)と韓国人/延 恩株
最近、日本人も太陰暦が気になりだした。爆買いが何時始まるかを知りたいからだ。でも、爆買いで太陰暦を思い出すのは、全くもって情けない。季節の移り変わりなど風雅なことで思い出したい。おや、今日は節分、太陰暦と関係あるのかな。どうやら関係なさそうだ。

7.酔生夢死〜時代映す「サテン」/岡田 充
コーヒー店か、確かに見かけなくなった。あっても殆んどチェーン店だ。その昔、クラシックを聴きに行っていたなあ。でも『サテン』は知らない。

■【北から南から】中国・深セン便り『アイさん』/佐藤 美和子
「アイさん」は「保母さん」か。そういえば、確かに日本の家屋にはいろんな種類のスリッパが多いなあ。日本人でもよくトイレのスリッパ履いて出てきて失敗をする。日本で豚の尻尾売っているのかな。佐藤さんは、この前の乗り合いタクシーも今回の豚の尻尾も人に試させる悪い癖、と言ったら面白い話聞けなくなるから止めておきましょう。

■【「労働映画」のリアル】労働映画のスターたち・邦画編(4)/清水 浩之
真木よう子、若い女性が憧れている女優さんというが、正直、あまりよく知らないのでパス。TVで見ていると思うが印象にない。年を感じるなあ。

■【書評】『電産型賃金の思想』/鈴木 不二一
迫力ある紹介だ。他業界の一組合員だったから、電算型賃金がどういうものであり、どのような位置づけにあったか知らないが、激しい組合闘争の一端を知るものとして読んでみたくなった。

■【投稿】「戦争をしないための軍隊」タナカ試案/田中 七四郎
火野葦平、戦中の小説しか知らない。それも遠い昔の話。改めて脚光浴びているのですね。
結構多く戦後も書かれていますね。そこから説き起こして、「戦争をしないための軍隊」「戦争をしないで済む方法」ですか。今までのいろいろな知恵が詰め込まれているな。でも、結構、一つ一つのハードルが高い。それはそうでしょうね。簡単ならとっくに実現されていたでしょうから。でも、ひとつのマイルストーンを示されたのですね。勉強させていただきます。

■【読者日記——マスコミ同時代史】(25)2015年12〜2016年1月/田中 良太
・よく見ていた番組がみんな改変されるのは寂しい。こんなに露骨に変えられるのも珍しいのではないか。期せずしてマスコミの構造が目の前にさらされた。今後の降板者の行動に注目してゆきたい。
・慰安婦問題:マスコミ各社が全面肯定・喜びを示したのに対し、翻弄され続けた個々人の問題への思いに至っていないと批判している。今までも軽率な言葉で何度も振出しに戻っている。今後とも謝罪の気持ち表し続けて行かねばなるまい。そのあとに続く10億円。国民の税金を使ったという話。勝手に使ったと言えばそうかもしれないが、聞かれれば、ここに至っては止むを得ないと答えよう。折から韓国経済危機に瀕しているというではないか。少女像は意識の外に置きたい。
・北朝鮮・水爆実験の安倍政権応援説:日本国内問題としてみればそういうことになるか。でも、安倍政権応援の打ち上げ花火を揚げているのではないでしょう。早いところ話し合いのテーブルに着かせ、イランと同じ道を歩ませたい。

■【川柳】/横風人
最も私にしっくりきた句: アベ政治 金とオドシで ゆさぶって

 (筆者は稲城市在住・元団体役員)


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