【編集事務局便り】196

■今日も新型コロナウイルス感染が拡大しています、1月16日日本で初めての感
染者が報告されてから早いもので3か月経とうとしています。この間、医療現場
の最前線で働き続けていただいている医療従事者の方々、感染拡大を防ごうと奮
闘いただいている保健所や専門家会議の方々、また私たちの日常の買い物などの
生活を支えてくださっている多くの方々に心から感謝申し上げます。

■今月は、4月3日付の岡田充氏の「海岸両岸論ー強権政府待望する時代が始まっ
た」をトップに掲載させていただきました。7日の緊急事態宣言前の内容になり
ますが、オリンピック延期発表の3月末から4月初旬の状況を中心に、論じていた
だいています。https://bit.ly/2VjYlJE

新型コロナ関係では、羽原清雅氏から「コロナと安部政治」
https://bit.ly/3bleRPa
 この2点では、危機の時のリーダーのありかた、信頼を問うています。
仲井富氏から「人類を脅かした疾病の歴史」では、過去の感染症の歴史の概観し
ていただきました。https://bit.ly/3bnqfKj

また「コラム・ 風と土のカルテ(71)」では、色平 哲郎「自粛の「解禁ムー
ド」に募る危機感」は3月26日WEBに掲載されたものの転載のため、少し日がたっ
ていますが、その頃に一時自粛ムードが少し緩んだ状況であることがわかります。
https://bit.ly/2VlFEFh

「コラム・酔生夢死」では、「不可視のウイルス」による「可視化された差別」
について、歴史が繰り返される危険性に触れています。最近は、日本人も海外で
「コロナ」と呼ばれて石を投げられると、フィジーに語学留学していた学生がい
っていました。https://bit.ly/2VmZhNb

■岡田一郎氏からは「野党は就職氷河期世代対策を打ち出せ」をいただきました。
https://bit.ly/3eDfXaM
「就職氷河期世代」に対しては、ようやく公務員や企業などでの中途採用も始ま
ったようです。ただ、それも、数が少なく、また、なかなか該当者へ情報が届か
ないようにもきいています。さらなる支援の拡充が望まれているのだと思います。

■関東学院大学客員研究員の神谷光信氏から、初投稿で、「折鶴に包まれる歴史
――陣野俊史「鶴鳴」とオバマ大統領の広島訪問」のご紹介をいただきました。
 https://bit.ly/2VAwTGc
「鶴鳴」は、2015年の シャルリ・エブド襲撃事件を題材にした「泥海」を発表
して、丹念な取材を重ねてその犯人たちの人間像を浮かび上がらせた仏文学者の
陣野俊史氏が『文藝』2019年秋号で発表した最新作になります。

■「パンデミック=感染爆発」は人々の記憶から忘れ去られたころに、繰り返さ
れています。これからも同様のことが起きるでしょうし、そのとき、海外からは、
モノも人も食料も来ないということがありうることもわかりました。国民生活を
守るための食料安全保障、医療現場の安全保障などを含めて、危機管理、および
危機に備えた中長期的な体制を整えてほしいと切に思います。

■ご自宅で過ごす時間が増えたことと存じます。YOUTUBE altermagazineチャン
ネルでは、荒木氏の「仏教に親しむシリーズ」をタイトル等わかりやすいように、
少し整理して登録しなおしています。ご自宅でお時間のあるこの機会に、仏教や
経典について、体系的に学んでみてはいかがでしょうか。
https://www.youtube.com/user/altermagazine

「仏教に親しむシリーズ」テキストは「図説 あらすじでわかる!日本の仏教とお
経 (青春新書INTELLIGENCE 265) (日本語) 」新書になります。 ー> ご購入は
こちらからも可能です。 https://amzn.to/2JW2M6H

■新型コロナウイルスとの闘いは、まだしばらく続きそうです。この間、皆様も
さまざまに思いを巡らせたことと存じます。「新型コロナウイルスの日本の対策
について」あるいは「新型コロナウイルスの終息後の世界」その他、短いもので
も、構いませんのでご投稿いただければ幸いです。

■次回発信の5月20日はちょうど今回の緊急事態宣言の現時点での最終日5月6日
から2週間目にあたります。その日までに、新型コロナウイルスの終息宣言を聞
けていればなにより。そして、ともによく耐えてきたと笑顔で会い、さまざまな
形で前線で支えてくださった皆様にさらに感謝を伝えられていればと願うばかり
です。

■まだ外出自粛は続きますが、引き続き皆様におかれましては、くれぐれも油断
なく、お過ごしください。

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