■俳句

「蝶生るる」 富田昌宏

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・観音の千手に触れて蝶生るる

・初蝶や出を待つ赤きトラクター

・初蝶の黄の全きに農継げり

・初蝶や翅を休めし裸婦の像

・初虹やこの世に浅く腰かけて

・余念なく農に老いけり花菜漬

・春愁や大都会てふ箱の中