オルタ・オープンセミナーの実施報告とご案内

【オルタ・オープンセミナーの報告】

オルタ・オープンセミナーの実施報告とご案内

オルタ・オープンセミナー世話人代表/荒木 重雄


 社会を変える動きに寄与できる媒体をめざして活動してきた「メールマガジン・オルタ」は、その活動の一環として、昨年8月、オルタ懇話会を発足しました。これは、激動する内外情勢などについてメールマガジンとして読むだけでなく、オルタ執筆者や外部の識者から直接話を聞いたり討論できる場を創って、ものごとの実相を見つめ多角的に考え、変革への機運を一層盛り上げようとの意図からでした。その意図をより明確に示し、開かれた場としてより多くの人に参加してほしいとの期待を込め、第4回からは「オルタ懇話会」の名称を「オルタ・オープンセミナー」に変更しました。
 お蔭をもちまして、毎回30名余りの参加者を得て、報告者からは感銘深い、あるいは「目から鱗」の教示をいただき、参加者との間で活発な議論が交わされています。
 以下にこれまで実施してきたテーマと報告者(敬称略)を列挙します。

第1回(2015年8月8日)
テーマ:「緊迫する辺野古を訪ねて」
報告者:福島京子(砂川平和ひろば主宰)
    福岡愛子(社会学者・翻訳家)
    羽原清雅(元朝日新聞政治部長)

第2回(9月19日)
テーマ:「反原発運動の今と原発輸出問題」
報告者:三上治(政治評論家)
    鈴木真奈美(ジャーナリスト)

第3回(10月31日)
テーマ:「アジア侵略・占領の歴史を振り返る」
報告者:内田雅敏(弁護士)
    和仁廉夫(ジャーナリスト)

第4回(11月21日)
テーマ:「今あらためて『ヘイトスピーチ』とは何か」
報告者:有田芳生(参議院議員) 
    明戸隆浩(東京工業大学講師)

第5回(12月19日)
テーマ:「朝鮮・台湾植民地の歴史と記憶 ポストコロニアルの視点から」
報告者:徐正根(山梨県立大学教授)
    岡田充(共同通信客員論説委員)
    朱建栄(東洋学園大学教授)

 なお、次回1月23日の第6回には、前伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏に日本の内外情勢について、また、2月の第7回にはSEALDsの元山仁士郎氏にSEALDsの成立ちと目指すものについてお話いただく予定です。[案内参照]

 オルタ・オープンセミナーの大きな利点の一つは、セミナーでの発言が会場内に留まらず、メールマガジンと YouTube のマルチメディアで発信されることです。既に「メールマガジン・オルタ」143号(2015年11月20日発行)には第3回セミナー「アジア侵略・占領の歴史を振り返る」に関連する内田雅敏氏と和仁廉夫氏の寄稿論文が掲載されていますし、144号(12月20日発行)には第4回セミナー「今あらためて『ヘイトスピーチ』とは何か」に関連する有田芳生氏の寄稿と第5回セミナー「朝鮮・台湾植民地の歴史と記憶 ポストコロニアルの視点から」に関連する岡田充氏の論文が掲載されています。

 YouTube では、第2回セミナー「反原発運動の今と原発輸出問題」での三上治氏の報告、第3回「アジア侵略・占領の歴史を振り返る」の内田雅敏氏・和仁廉夫氏の報告、第4回「今あらためて『ヘイトスピーチ』とは何か」の有田芳生氏・明戸隆浩氏の報告および会場での討議、第5回「朝鮮・台湾植民地の歴史と記憶 ポストコロニアルの視点から」の徐正根氏・岡田充氏の報告および朱建栄氏を交えた鼎談がご覧いただけます。

 「メールマガジン・オルタ」の定期配信者数は約19,500、ホームページの月間訪問者数は約28,500。積年の努力を反映したこうした規模のメディアを介する効果の広がりは期待できるものです。

 とはいえ、会場で講師の生の声を聞き、討議に参加して得るものには、メールマガジンで読んだり YouTube で視聴するのとは一味違うものがあります。そしてさらに、わたしたちスタッフ(世話人)は、会場での熱気と、そこで感じられる市民としての社会関与への意思の高まりに励まされて、セミナーの運営に取り組めるのです。
 冒頭に述べました「オープンセミナー」の意図をご理解いただき、メールマガジン・オルタ」の読者であるなしにかかわらず、ご関心のある方がおいででしたらお誘いいただき、より多くの方々にご参加いただけますよう願っております。

 下に現在のセミナー世話人を付記しておきます。企画のアイデアや運営についてのご意見がございましたらお気軽にお声をかけていただければ有難く存じます。

加藤宣幸(メールマガジン・オルタ代表)、竹中一雄(元国民経済研究協会会長)、仲井富(公害研究会代表)、初岡昌一郎(ソーシャル・アジア研究会代表)、羽原清雅(元朝日新聞政治部長)、岡田充(共同通信客員論説委員)、福岡愛子(社会学者、翻訳家)、荒木重雄(元桜美林大学教授)
編集部:山田高、金子達昭、藤田裕喜


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